写真・モノクロ写真

尾上太一【おのうえ・たいち】岡山県岡山市

尾上太一プロフィール

Profile

尾上太一(おのうえたいち) 1959年岡山市生まれ。
近畿大学医学部卒業。
岡山大学大学院医学研究科および 日本大学大学院芸術学研究科映像芸術専攻を修了。
精神科医師
写真工房シリウス主宰

著書
「北前船~鰊海道3000キロ~」(2010 年 響文社)
「島を愛す~桃岩荘/わが青春のユースホステル~」(2011年 響文社)

個展
「白線流し~飛騨高山の早春賦~」1998年8月 アートスペーステトラヘドロン(岡山)
「北前の記憶~日本海ニシンロード~」2001年9月 コダックフォトサロン(東京/銀座)
「北前の記憶~ニシンロード3000キロの旅~」2002年6~7月 ギャラリー807(函館)
「北前の記憶~ニシンロード3000キロの旅~」2002年7月 礼文町町民活動総合センター(礼文)
「北前の記憶~ニシンロード3000キロの旅~」2002年8~9月 アートスペーステトラヘドロン(岡山)
「にしんルネサンスin江差」で「北前の記憶」展を開催2003年5月(江差)
「モノクロームの世界~海辺の記憶~」2004年1~2月 ギャラリーグロス(岡山)
「北前の記憶~ニシンロード3000キロの旅~」2004年9月 北前船の里資料館(加賀)
「島を愛す~礼文島/桃岩荘ユースホステルの夏~」2005年10月 コダックフォトサロン(東京/銀座)
「海辺聖地~灯台の見える風景~」 2008年8月 公文庫カフェ(岡山)
「島を愛す~桃岩荘/わが青春のユースホステル~」 2011年9月 ギャラリーグロス(岡山)
「坂道の少女」沢田聖子ライブとのコラボレーション 2011年11月 ギャラリーグロス(岡山)
「北前船~鰊海道3000キロ~」 2012年2月 道の駅/黒井山グリーンパーク ゆうゆう交流館(瀬戸内市)
「LOVE & SMILE」 沢田聖子ライブとのコラボレーション 2012年5~6月 ギャラリーグロス(岡山)

雑誌掲載
「北前の記憶~日本海ニシンロード~」日本カメラ2001年9月号
「山陽本線にC57が甦った春」Rail Magazine 2006年11月号増刊(国鉄時代vol.7)
「海辺聖地」日本写真芸術学会誌〈創作編〉2009年 第18巻・第2号

尾上太一からのメッセージ

Message

 熱狂的な「SLブーム」のさなか、小学6年生だった私は蒸気機関車を撮るために写真を始めました。昭和46年(1971)の初冬のことです。 中学にかけてのごく短い期間でしたが夢中になって汽車を追いかけました。その後もいくつものテーマでの撮影を続け、 今も蒸気を求めて歩いた少年時代と同様にわくわくとした楽しい時間を写真とともに過ごしています。
 写真業界はデジタルにすっかり席巻されていますが、私は中学校の暗室でモノクロ写真をプリントして以来一貫してモノクロでの写真制作を行っています。 黒と白とその間の無限のグレーで世界を捉えるモノクロ写真は色の情報がないだけに主張したいことをはっきりと表現することができます。 また現像・プリントが容易なため、撮影からプリントまで自らの手で行えることもモノクロ写真の大きな魅力です。 暗室での現像・プリント作業を始めて40年近くにもなりますが、まだまだ新しい発見がありモノクロ写真の奥深さを日々感じています。

●モノクロ写真の素晴らしさを伝えることができたらと思いカルチャークラブで「モノクロ写真講座」を開講しています。
  岡山市中山下1丁目カルチャークラブ  モノクロ写真講座(入門)ページへ

●モノクロの現像・プリント等を行う工房として「写真工房シリウス」を立ち上げました。自分の写真制作に追われ現像・プリント依頼をほとんど受けることができていませんが、今後このシリウスからモノクロ写真に関する諸々を発信できればと考えております。
ここでは現在取り組んでいるテーマのうち「北前船ーニシン海道3000キロー」「桃岩荘ユースホステル」「海辺聖地」の三つを紹介いたします。

尾上太一 作品展紹介

卒業生による
オリジナルプリント展
「フォトグラフィティ2」

2012年10月23日(火)~
11月9日(金)
優れた制作活動を行っている日本大学芸術学部 写真学科卒業生・大学院映像芸術専攻(写真分野)修了生によるオリジナルプリント展。
1980(昭和55)年以降に卒業した、中堅から若い世代までの卒業生写真家の作品を展示。 なお11月2日~4日は芸術学部祭期間中で東棟の写真学科エリアでは学生の作品展示なども行われておりますので合わせてご高覧頂ければ幸いです。

〈展示作家〉
須田 慎太郎・宮澤 正明・山下 恒夫・染谷 學・伊藤 之一・岡本 真菜子・馮 建国・朴 麗玉・尾上 太一
時間:AM9:30~PM4:30(土曜は12:00まで)
日曜休館 〈11月2日~4日 芸術学部祭で通常に開館します〉
展示会場:日本大学芸術学部芸術資料館
東京都練馬区旭丘2-42-1
TEL:03-5995-8315

尾上太一作品タイトル
「北前船 鰊海道3000キロ」2010より

写真集紹介

1.「北前船」
~鰊海道3000キロ~

発行日 平成22年4月16日
発行所 株式会社 響文社
245×233ミリ/上製本/モノクロ/写真点数76点/120ページ
定価 2,940円(税込)

2.「島を愛す」
~桃岩荘/わが青春のユースホステル~

発行日 平成23年8月5日
発行所 株式会社 響文社
194×135ミリ/上製本/モノクロ/写真点数71点/96ページ
定価 1,575円(税込)

北前船 ーニシン海道3000キロー

3.

 「江戸時代中期から明治時代末期にかけて日本海には北海道と大阪・瀬戸内を結んだ黄金の道がありました。この海上の道の主役が「北前船」です。北前船はさまざまな物品を運びました。そしてその中で最大の交易品は北海道産のニシンでした。18世紀初頭から西日本で栽培が盛んになった綿・藍などの肥料としてニシンは大量に運ばれ、それらの増産に大きく貢献したのです。
 北前船の航路は物流の大動脈として農業生産および日本経済の根底をささえ、北海道開拓を牽引し、寄港地には多くの富と文化をもたらしました。しかし時を経て鉄道網の拡大などもろもろの要因のため明治時代の末には役割を終え歴史の舞台から降りていったのです。」
このテーマは1998年に撮影を開始し、2001年9月に写真展「北前船の記憶~日本海ニシンロード~」を開催しました。
DMの写真は山形県の飛島です。

4.

前年の東京での写真展に引き続き2002年の夏には函館・礼文・岡山で巡回展を行いました。
 その後、2003年には江差で、2004年には加賀で写真展を開催しました。
 DMの写真は礼文島から利尻島を撮影したものです。

5.




北海道石狩市浜益
浜に廃屋となって残る番屋。

6.




北海道檜山郡江差町・旧中村家

7.




山形県酒田市・山居倉庫

8.




石川県羽咋郡志賀町

9.




島根県江津市

礼文島 桃岩荘ユースホステル

10.

 「北海道、礼文島。日本の最北に位置するこの島に「桃岩荘(ももいわそう)」ユースホステルがあります。かつてユースホステルが若者の宿として活況を呈し、熱く燃えた時期がありました。桃岩荘はその頃の雰囲気をそのまま残している奇跡のような宿です。」  2002年に撮影を開始し、2005年10月には写真展「島を愛す~礼文島/桃岩荘ユースホステルの夏~」を開催しました。その後も毎年島に渡り撮影を継続しています。
桃岩荘ユースホステルの連絡先は次の通りです。
〒097-1201 北海道礼文郡礼文町大字香深村字元地
電話 01638-6-1421
(営業期間は6月1日から9月30日の4カ月間です。)

11.

 100年以上前に建てられたこの建物はかつてはニシン漁の番屋として使用されていました。 昭和30年(1955)頃にこの海からニシンが去り、番屋としての機能を失いましたが、昭和42年(1967)にユースホステルとして生まれ変わりました。

12.

 ニシン漁が盛んだった頃、春の漁期になると出稼ぎでやってきた漁夫たちがこの番屋で起居していました。囲炉裏端の黒光りした床に座るとその頃の熱気と喧噪を感じることができます。そして今日この宿には独特の魅力に惹かれ多くの旅人が集まってきます。
 夏にはさまざまな花々が咲き乱れる礼文島、彼らは美しいこの島で思い思いの時を過ごすのです。

13.

 ユースホステルでは経営者はペアレント、スタッフはヘルパー、宿泊者はホステラーと呼ばれます。ユースホステルは「旅のわが家」だから旅人が到着したら「お帰りなさい」、出発の時には「いってらっしゃい」と声をかけられます。桃岩荘の運営は全国各地からやってきた10~15人のヘルパーによって行われています。港での出迎え、受付け、食事の準備、掃除、洗濯、見送りそして夜のミーティングの進行などなど、旅人を温かく迎えるため早朝から深夜まで動き続けるのです。彼らは夏の4 カ月間、この北の島で若い命を燃やします。

海 辺 聖 地

14.

 海に生きる人たちの信仰をテーマにしたものです。 「昔から航海の目印となる山や岬は海の民にとって神のような存在でした。帆船時代には海上安全を祈念し通過の際は「礼帆」といって帆を下げたといわれています。このような場所は「海辺聖地(かいへんせいち)」とよばれ、讃岐の金刀比羅宮や隠岐の焼火神社などのように信仰の対象となっている地も数多くあります。」
 このテーマの撮影を開始してまだあまり時間はたっていませんが、平成20年8月に岡山で小さな写真展を開催しました。この写真展では「海辺聖地」を巡る旅で出会った航海の安全を守り続けている灯台たちの写真でまとめました。
DMの写真は京都府/丹後半島の経ケ岬灯台です。

15.




島根県 出雲日御碕灯台

16.




山口県角島 角島灯台

尾上太一 作品展情報

卒業生による
オリジナルプリント展
「フォトグラフィティ2」

優れた制作活動を行っている日本大学芸術学部 写真学科卒業生・大学院映像芸術専攻(写真分野)修了生によるオリジナルプリント展。
〈展示作家〉
須田 慎太郎・宮澤 正明
山下 恒夫・染谷 學
伊藤 之一・岡本 真菜子
馮 建国・朴 麗玉
尾上 太一
2012年10月23日(火)~
11月9日(金)
時間:AM9:30~PM4:30
(土曜は12:00まで)
日曜休館
〈11月2日~4日 芸術学部祭で通常に開館します〉
展示会場:日本大学芸術学部芸術資料館
東京都練馬区旭丘2-42-1
TEL:03-5995-8315

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LOVE & SMILE
尾上太一 写真展

5月26日(土)~6月2日(土)
期間中無休
時間 10:00~19:00
6月1日(金)は14:00まで
6月2日(土)は17:00まで
ギャラリーグロス
住所:岡山市北区富田町2-10-18
TEL:086-225-5825
http://gallery-gloss.com

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