古澤商店 広島県尾道市
古澤商店 プロフィール
Prolfile当店は創業大正2年。
創業以来 〈 終 始 一 誠 意 〉をモットーとして、この地に100余年。
扱う商品のひとつひとつにこだわりをもって品揃えをしております。
メッセージ
Information
高級書道用品(古墨・硯・筆)・胎毛筆・掛軸・表装・和紙・小物・あらゆる紙の「古澤商店」
古澤商店では、高級書道用品・掛軸・表装・あらゆる紙などを取り扱っています。
扱う商品のひとつひとつにこだわりをもって、品揃えをしております。
紙が大好き、筆が大好き、墨が大好きな店主です。
今後とも、よろしくお引き立てのほどお願い申し上げます。
お気軽にお電話ください。
古澤商店 TEL 0848-22-5265
furusawa.syouten5265▲gmail.com
※上記の▲を@に置き換えてください。
営業時間:10:00~18:00
定休日:確定日(10月9日(水)、11月5日(火)、12月3日(火)、12月10日(火))
※ 上記以外は不定休なので、お電話でお気軽に問い合わせ下さい。
〒722-0035 広島県尾道市土堂1-1-10
(尾道駅徒歩5分。芙美子像アーケードに入りすぐ)
様々な商品を取りそろえております。
まずはお気軽に、ご来店ください。
軸装・額装・胎毛筆についてはこちらへ
1.筆について
筆は文房四宝の中でもとりわけ重要なもので、その選択の良し悪しが学書の進捗度や作品の方向性に
最大の影響を与えるといっても過言ではありません。
たとえば、わずか4センチほどの筆に、毛先、中段、根元とそれぞれ太さ、弾力を変えるために、非常に複雑な毛の組み方をして仕上げるのです。
混ぜ毛をして全体のバランスをとるので、作業は複雑になり、それだけに筆匠の腕によって優劣が決まります。
どのように筆の腹(胴・腹)を自在に駆使した後も、すぐに穂先がそろい、細い線も自在であらねばなりません。
これこそ、優れた筆匠の技なのです。
〈筆を換えれば表現が変わる〉
● 筆に使用される毛の種類 ●
穂型も原毛も、全く異なる魅力溢れる筆の数々。
柔毛あり、剛毛あり、兼毛あり。
力強い豪快な字には堅い毛の天尾:楷書には書き味抜群のイタチ毛:行書体にはイタチ&羊毛の兼毛、草書体には羊毛などと、動物の毛には、それぞれ特徴があります。
2.中国純羊毛筆
純羊毛筆は使い込むほど、自分の手に合ったら、命が長いのです。
写真の筆は、中国製の30年~40年前の貴重な筆です。
当時のものは筋に輝きがあり、毛の1本1本に粘りと、弾力があります。
〈使用前に〉
当時の中国製羊毛の場合、白竹軸であり、竹軸の中にしっかりと毛が納めて在りますので水分を含んだ毛の力で竹が裂ける心配があります。使用の際、穂首の根元の竹軸を、釦(ぼたん)糸などでしっかり縛って使用して下さい。
3.純羊毛の細筆
近代詩文などに力を発揮します。
日本では仏教伝来と共に奈良で多くの高僧や学僧が仏教を学んでおり、奈良で筆作りが始まり、やがてはかな文字が使われるようになりました。筆と言えば「奈良筆」と言われる程、奈良は筆作りの発祥の地と言われています。日本製の貴重な純羊毛筆もあります。
●仮名・写経筆・面相筆●
〈古澤商店からの筆のワンポイントアドバイス〉
●大筆の使用後の注意使用後は穂についている墨を手で揉むように水洗いしてください。特に根本についている墨分をよく洗い落とすことが大切で、これが充分でないと根本に墨だまりが出来、ここから墨が腐敗したり、毛が切れたりしてしまいます。洗筆後は反故紙(ほごし)などで形を整えながら、水分を抜いていきます。保管は風通しのよい所で吊して乾燥させるのがよいでしょう。
●小筆の使用後の注意
墨を含んだところまで水に浸し、反故に少し水分を含ませたもので墨分を取っていきます。 先の利きを活かすため先の形を崩さないように墨分を除きます。
〈古羊毛について〉
1980年代(昭和26年)以前に入荷しているもの。近年は羊を短期間で成長させるための飼料を与えるので、毛にねばり・光沢・弾力がありません。その点、古来のものには筋に輝きがあり、毛の一本一本に弾力とねばりがあります。その区別のため、便利上、古羊毛と呼んでいます。
4.コリンスキー
中国の北東部に生息するイタチの一種。
腰が強くて穂先がきき、墨含みが抜群によく、そのしなやかな書き味は「毛材の王様」とさえ呼ばれています。
毛には薄茶色の中に赤みがあり、明るく艶があり、しんなりと滑らかで滑りがよく繊細さがあります。
5.墨について
墨は作られて数ヶ月ではその真価は発揮できません。五年以上、寝かせた後、包装され出荷されますが、数年の年月を経ることにより、墨の膠が枯れ、安定して運筆や発墨・にじみがよくなります。
また、良墨ほど年々その成長を遂げ寿命も長いのです。
●墨は生きています。湿気や水気が嫌いです
墨は、主成分にニカワを使っておりますので、ひどい湿気や水気に合うと腐敗します。
墨が腐ると、墨色がドス黒く濁ったり、ボロボロに崩れたりします。
硯面はいつもきれいにして、墨をゆっくり磨って下さい。使用後は水分をよくふき取り、桐箱か紙箱に入れて保管してください。
6.中国墨について
文化革命前の製品です。さすが「鉄斎」は当時の品は切らしましたが、大好山水以下写真に載る墨全て今少しあります。
ずっしりと重い中にも、きゅっとしまり墨同士を軽く叩くと軽やかな澄んだ音がしています。
綺麗に洗った硯で早く磨ってみたいとわくわくされることでしょう。
●あらゆる紙を扱っております●
人にぬくもりを与えてくれる日本伝統の手漉き和紙。日本家屋に心やすまる空間を演出する障子紙などあらゆる装飾・趣味に用いられる土紙・杉皮紙などもあります。又、 文房四宝の一翼を担う紙。紙によって書の表情が ちがってきます。書のむずかしさ、奥の深さ、面白さが語られるのもうなずかされます。また、書画に適した紙を一般に「画仙紙」とよんでいます。紙のことなら、お気軽にご相談ください。
9.本画宣紙について
子供の頃より、書画の紙では世界一と父から教わっていた中国の本画宣。 本物の「宣紙」は中華民族の宝と言われるほどに優れており、薄く、白く柔らかく手触りがよく、墨色がよく出るという特色を持っています。 垂涎の的・文句なしの逸品である「本画仙」も1980年頃からはその質の低下がみられます。その質が低下する以前に作られたものこそ価値があると言われております。本物をお探しの方々、1975年前後製の「単宣」「重単宣」「夾宣」など今少しの在庫があります。
10.お写経を始められませんか
写経をすることにより、心が清められ、高められると言われ、又、お写経は、祈りそのものです。
写経用紙(雁皮・鳥の子・紺紙・藍紙・赤紙)写経筆・写経墨等取り揃えております。
今は幻、一号鳥の子紙に純金銀箔振りの装飾、今少し在庫があります。